神道の葬儀

10月23日(火)晴れ 気温28.4 湿度58 9時45分現在
お通夜の後は斎場に宿泊することになりました。
不謹慎ではありますが、数十年振りに再会する方もたくさんいて昔話に花が咲き、しんみり飲むことが嫌いな伯父でしたから、羽目を外さない程度に献杯していました。
葬儀は神道
神道で行われる葬儀は仏式とはだいぶん異なります。
仏式は故人を極楽浄土に送るための葬儀ですが、神葬祭は故人の御霊をその家にとどめて、家の守護神となってもらうための儀式なんです。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。玉串とは榊の枝に紙垂(しで)を付けたものをいいます。
玉串を捧げたあとは二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)の作法でお参りしますが、神葬祭や五十日祭までの拍手は、音を立てないようにそっと手を合わせる忍び手にします。
とこんな感じです。
白い巨塔の様な大学病院規模ではありませんが、天草の田舎で開業し診察に訪れる患者さんは日に200名。患者さんに安心を与え絶大な信頼があった証拠ではないでしょうか。
得てして病院院長と聞くと贅沢な暮らしをしているとイメージしがちですが、決して派手ではなく、地道にコツコツと診療にあたり、地域医療(学校医、休日診療、救急など)に貢献していました。
実際75歳過ぎて初めてヨーロッパ旅行に出掛けた程です。その時はカバン持ちとして一緒に出掛けた想い出があります。
有難い事に退職した元職員さんはもとより、元患者さんも大勢弔問に来られたと元事務長さんから伺い人徳だなと改めて思いました。
思い返すと昨年5月に父が旅立ったすぐ後に膵臓ガンが発覚し医者の不養生だなぁと笑いながら話していました。伯父は医者、息子も医者、娘は薬剤師と家族は医療従事者ですから、隠し事は出来ませんし検査結果を見れば説明なしに皆判るわけですよね。辛かっただろうなぁ。
遊びに行くと昼間からお構いなしに「よう来たよう来た」と栓を抜き、ワインを開け美味しい魚やお酒をご馳走して貰い可愛がってもらいました。本当に飲ませ上手だったなぁ。
第一線を退いた後は近場の海外やハワイ、ドイツのライン川下り、イタリアベニス、ブリュッセル、イギリスのコッツウォルズ、パリなど一緒に出掛けた想い出もあります。
ダンスも上手でムーランルージュではステージで踊ったりもしていましたね。
最後に伯父の口癖は「僕はたくさんの事にのさった~」です。
のさる=熊本弁の方言で恵まれる(た)
患者さんにのさり、職員さんにのさり、いろんな人にのさって幸せだと常々話していました。
きっと天国でもたくさんの人にのさり、まぁ飲め飲めといろんな人にお酒を振る舞い楽しく過ごしていることでしょう。
幼少の頃、母が体調を崩して暫くの間、育てて貰っていましたので特別なんです。唯一頭が上がらない天草の伯父と伯母。
これからも足を向けて寝れないな(笑)
明日からはハワイブログです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です